どんな私でもありのままを見て受け入れてくれた彼

信用していなかった年下の彼

現在付き合っている年下の彼とのエピソード。 ライター:20代、社会人女性
年下の彼と出会う前は5つ年上の彼と1年程交際していました。しかし、彼氏の浮気が発覚し、あっけなく別れ、それ以降恋愛はごめんだと思っていました。そして、その時期は、なぜか、交友関係もうまくいかず、自分の殻にこもってしまっていました。

 

他人を信じることができず、ただひたすら「わたしなんか…。」「周りに何か言われてしまっているのではないか」などネガティブなことばかり考えていました。

 


生きているのも嫌になるくらい、迷走しているときに、今の彼と出会いました。その日は、私は実家から電車で出かけていました。当時の私は、都会に全然慣れていなかったため、駅についたものの目的地にはたどり着くことができず、道に迷ってしまっていました。

 

約束の時間もあり、これ以上迷っていられないと、たまたま近くにいた、物静かで知的そうな男性に話しかけました。彼は嫌な顔ひとつせずに優しく笑顔で対応してくれました。道を教えてもらうだけでよかったのですが、彼はわざわざ私を目的地まで案内してくれました。目的地まで歩いている間、私と彼は意外にもすぐ意気投合し、その場で連絡先を交換しました。

 

男女1

彼は、私が4月に引っ越す町と同じところに住んでいるということだったので、その町のことなど教えてもらったりしていました。

 

初対面の時は年上だと思っていた彼ですが、実は私よりも2つ下で、驚きました。年下には見えない大人びた顔と落ち着きが彼にはありました。

 

 


出会ってから1か月ほど経った頃に彼から「付き合ってほしい」と告白をされました。しかし、私は年下に興味はなく、また、前回の恋愛を引きずっている部分もあり、付き合いたいと思えなかったので、「ごめんなさい」と何度か断りました。まだまだ、人間関係にも悩んでいる時期だったので、自分にも自信がなく、きっと本当の私を知ると、彼も逃げていくだろうと思っていました。それでも、彼は私のことを好いてくれていて、その真っ直ぐさに引かれて、3度目くらいの告白で付き合いを始めました。

 


付き合った当初の私は、ネガティブですぐ下向きな言葉を発してしまう状態で、彼の言葉も信じられない状態でした。自分の思っていることも口に出しずらく、いつも彼に「〇〇はどう思ってるの」「どうしたいの」と聞かれても黙っていました。始めの頃は彼も言いたくなるのを待つという姿勢でしたが、徐々に「何を考えているのかわからない」と言われるようになりました。

 


ある日、そのことをきっかけに喧嘩をしてしまいました。私は「あー、またこうやって同じ過ちを犯してしまった。また嫌われた」と、彼との付き合いもまた終わると思いました。当時の私は相手に心を許さず、自分を隠してばかりだったものですから、相手も私に心を許さず、距離は縮まらないという状態が人間関係のなかで続いていました。だから、今回もあっけなく終わりを迎えると思っていました。

 


しかし、彼は私の悪い癖を指摘したうえで、「〇〇がうまく人と関われるようになるまで、俺は待つよ。そんなので嫌いになる程度の”好き”じゃないから。少しずつでいいから、俺は〇〇が安心できるような存在になるから。俺は離れたりなんかしないよ。〇〇が歩み寄ってきてくれないとしても、俺から遠くに行くことはないよ」と私に言ってくれました。どんな私とでもまっすぐに真正面から向き合ってくれる姿に私は感動しました。だから、私も真正面からありのままの自分でぶつかっていこうと思うようになり、今では自分のことも表現することができるようになりました。

 


ありのままの自分を見てくれて、受け入れてくれているのだということを感じることができた瞬間で、とても幸せに感じ、この人のことを大切にしていこうと思うことができました。

 


人には良いところも悪いところも、強いところも弱いところも色々な側面があり、他人には知られたくないことだってあります。どんな自分でもそれは君だから…と言って受け止めてもらえるということは本当に人としての尊厳を大切にしてもらっている気がします。このことは、私のなかで人生で一番安心でき、嬉しいと思えた出来事でした。